グラビアって、世界的にはかなり珍しい文化かもしれない
2026-10-15
グラビア、って、日本人にはあまりに当たり前すぎて、説明してと言われると、逆に困りませんか。
水着の写真でしょ、で終わってしまう。
でも、水着やランジェリーの写真そのものは、世界じゅうにありますよね。雑誌のセレブ写真とか、水着のモデルさんとか。じゃあ日本のグラビアは、何がちがうんだろう。
ちなみに「グラビア」という名前は、もともと印刷の技法の名前です。写真をきれいに再現できる印刷方法で、そのページに載る写真のことをグラビアと呼ぶようになった、とされています。
(水着のことじゃなくて、印刷のことだったんです。意外じゃないですか)
よく言われるのは、アイドル文化とセットになっていること。
モデルというより、「人」として売られる。テレビのバラエティに出て、歌って、インタビューがあって、写真集が出て、イベントがある。どこまでがタレントで、どこからがグラビアなのか、境目がけっこうあいまいなんです。
あと、写真の空気がやわらかい。
はにかんだ表情、海や部屋や季節の景色。強さや派手さより、親しみやすさ。
とはいえ、「日本にしかない」と言い切れるかというと、自信がありません。似たものは他の国にもあるだろうし、私は世界じゅうを見たわけじゃないので。
ただ、ここまでアイドルと一体になって、雑誌と写真集とテレビとイベントがぐるぐる回っている仕組みは、わりと珍しいほうなんじゃないかな、と思っています。
本屋さんに、水着の写真集の棚が堂々とあること。
それが世界の標準じゃないのかもしれない、と考えてみると、ちょっとだけ不思議な気分になります。